In My Life, In My Ride.

2014年夏、35歳でロードバイクを始めた初心者のブログ。
主に自転車、たまに音楽のことなどを。

2015年06月

Mt.富士ヒルクライム、本番

6/14(日) 雨/曇り

レース本番、第13ウェーブ(実際はスタート場所までの移動で遅れて14ウェーブ)からスタート。

雨が止んでしばらくったった8:20スタートだったので、寒くないし、路面も少し回復していてコンディションは良好。
スタートライン、この大会への思い入れが強かっただけに、さすがに緊張する。

スタート後しばらくはゆっくり走る。
料金所手前の計測開始地点から自分のサイコンでも計測開始。
90分切りを目標にしているので、周りと同じペースで行くわけにはいかず、集団の右側をせっせと上がっていく。

試走と同じぐらいのペースだったんだけど、ちょっとキツいなって思いながら走ってた。
試走の時はただまっすぐ無駄なく走ってたけど、本番では周りに人が沢山いて、それが悪い方に作用したんだと思う。
集団で同じペースで走れればよかったんだけど、そうじゃないから追い抜くのにスピード上げて外側を周ったり、追い抜けなくて減速したり、そういうちょっとずつの負荷が溜まっていったのかなー。

10km地点で明らかな違和感。
右脚ふくらはぎが攣って、かばいながら走ってたら左脚も攣って、、更にすね側も攣る寸前みたいな感じで、もうそれまでのペースで走るのが無理だと思ったから、一緒に走ってたなんやっちにそのことを伝えて、先に行ってもらった。

なんやっち「信じて上で待ってますよ!」

いや、無理だよ…。
くそー、なんでこんなところで、、って、マジで心折れかけた。
ずっとこの日のためにやってきたのに、もう終わりだって思った。

俺、自転車始めた頃、坂はいつもダンシングで登ってたんだけど、長い距離登るのにそれじゃダメだろって思って、大会出るの決めてからずっとシッティングで登るようにしてきたんだよね。
けど脚的にもうこのままシッティングで登り続けられなそうだから、最後の望みでダンシングに切り替え。

ペダルを踏み込む、ふくらはぎを伸ばす、反対を踏み込む、ふくらはぎを伸ばす、って繰り返しながらシッティングでは使ってなかった筋肉を使ってみると、思ったより回せる!

そんな感じで試行錯誤してるうちに、1分黒字だったタイムから2分失って、1分赤字に。。
でもダンシングでまだ登れるって希望が持てたから、もう後はがむしゃらに登る!

こうなったらペース配分なんてどうでもいいし、途中で限界が来て登れなくなったらそれまで。
俺にとってこの大会は90分切るか、それ以外かの2つしかない。

そこから先はぜんぜん覚えてない。
とにかく必死に1秒でもタイムを縮めることだけを考えてた。
休むダンシング、攻めるダンシング、たまにシッティングして、またダンシング。。
ストレッチしながら、でも上げるところでは無理してでも上げて走った。

最後の平坦区間も平均28km/h、最高30km/hぐらいまで出せた。
もともと平坦遅いことを考えると、あの脚の状態でここまで出せたのは奇跡だな…。

この時点で自己計測で90分切れるかギリギリなタイム。
身体は既に限界きてたから、あとは心折れずに走れるかどうかって感じだった。
何年かぶりにスポーツで吐きそうになった。

走ってる時にずっと頭にあったのは、なんやっちが残していったあの言葉。
一緒に90分切りを目標にがんばってきたから、五合目で再開した時に達成したよって言いたい!
俺がギリギリってことは、あいつは余裕なはず。(それも悔しいが…。)

最後の登り、カメラスタッフのお姉さん?(だったと思うけど)が俺の着てるジャージを呼んで、がんばれーって叫んでくれた。
それが聞こえて、最後の最後、がんばれた。
声援が背中を押すってのを実感したよ。
見知らぬお姉さん、ありがとう。

登りきって、満身創痍でゴール。
自己計測ではギリギリ90分を切れてた。

本当に辛かった。
終わった安心感と、90分切れた嬉しさと、なんだかよくわからないけど達成感とかいろいろで感極まってしまって、涙が出た。
諦めないで走って良かった。

ゴール後自転車を降りて荷物受け取り場所まで歩くんだけど、脚ガクガクだし呼吸苦しすぎるし、マジでぶっ倒れそうだった。。

荷物受け取り所でなんやっちと合流。
ギリギリ90分切れたっぽいことを伝えると、自分のことのように喜んでくれた。

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下山してうどん食って、しばしまったりして、13時頃には会場を後にしたかな。
駐車場に戻って自転車バラして、14時には出たと思う。
帰りは渋滞にはまりながらゆっくり帰ってきた。

自転車家に置いて、夜再集合。
その頃には正式なリザルトが出てて、ブロンズ確定!
気持よく乾杯!
2015富士ヒルおつかれさまー!

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しかし、今までのシッティング練習はなんだったんだろう…。
結局後半の10数キロ、ほとんどダンシングで登ったっていうね…。


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Mt.富士ヒルクライム、当日

6/14(日) 雨/曇り

3時起き。
外は雨。
テンションだだ下がり。
しかしDNSなんてありえないわけで、この日のために約1年間やってきたわけで。

宿から差し入れしてもらったパンとバナナを食べて、出発。

まず車で下山用の荷物を預けに行く。
会場近くでなんやっちを降ろして俺は車を停められるところへ移動。
なんやっちが戻ってくるのに合わせて拾いに行く。
5:30ぐらいだったかな?もうちょっと早く行ったほうが会場周辺が混まなくて良さそう。

下山用荷物さえ預けちゃえば後はスタート時間までに準備して会場に行ってればいいから気楽。

なか卯で親子丼食ってから駐車場へ向かい、ゆっくり自転車組立てて会場へ。
駐車場はくぬぎ平ってとこで、会場まで結構距離があった。
しかも結構な勾配を登る…。
ウェーブ遅い方の人はこっちの駐車場みたい。

会場に着いたらだんだん雨が止んできて、少し晴れ間が。
準備運動をしながらスタート待ち。

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今回エントリーの時点でヤビツすら登ったことがなかったから、自分のタイムがわからなくて、なんとなく2時間で出してた。
なので、第13ウェーブでの出走。
だったんだけど、実際はスタートまでの移動渋滞に飲まれて14ウェーブからのスタートになった…。

ロード買ったのが去年の7月、その後10月ぐらいかな、大会に出ようかなって漠然と考え始めて、富士山を登る大会があるってことを知って、そんなもんに自分が出ることができるなんて思ってもいなかったけど、いろいろ調べていくうちに現実的になってきて、更に90分がひとつの壁だってことを知って、どうせやるならそこを目指してみようと思って、この日を目標にがんばってきた。

そしてついに、スタートする。

Mt.富士ヒルクライム、前日

6/13(土) 晴れ

ここ2週間の激務っぷりがハンパなくて、もう既に身体はボロボロと言った感じ。
結局前の週も休日出勤だったので、予定してたヤビツも行けず、2週間前の試走の次が本番となりました。

富士ヒル前日、渋滞が大っ嫌いなので、早朝に出発。
睡眠時間はギリギリ4時間を確保。

以下、来年用メモ。

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5:15 出発
5:30 なんやっち回収
6:15 中央自動車道にライドン
7:20 談合坂で飯
8:45 会場着(まだ開いてない)
9:30 道の駅(富士吉田)ベンチで昼寝
10:45 会場in
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昼ごろ小仏トンネルあたりで事故があったらしく、渋滞が大変だったみたい。
来年も絶対早起きして早朝出発にしよう。
向こうに着いてから時間にゆとりがあるのはいい。

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だらだらまったりとブースを見たりして、15時ぐらいには撤収。

そうそう、この日いつもブログでお世話になってるじゅーのさんに初めて会えた!
じゅーのさん、背高くて外人みたいでかっけーアニキって感じ。
ハーフかと思ったら純日本人とのことw
やっぱり共通の話題があって、ブログのコメントでもやりとりをしてると親近感があって、初対面って感じじゃない。
今度は一緒にライドしたいなー。
是非峠とか走りに行きましょー!

そしてその後すぐにとり丸さんに遭遇!
じゅーのさんがとり丸さんに会ったって言ってたから、ちょっと気にしながら歩いてたら、ブログで見たことのあるジャージを発見w
確信を持って話しかけたらやっぱり正解だった。
突然だったのに気さくに話してくれてありがとうございました。
今度は走ってる時にお会いしたいですねー。
機会があればぜひ。

会場を後にして、100均行ってイタリアンでパスタ食って、宿へ。
ふじやまビールで軽く前夜祭。

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なんやっちとお互い90分切りを誓って21時就寝。
明日は3時起き!

Mt.富士ヒルクライム、試走

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5/30(土) 晴れ

元々先週の日曜日に、なんやっちと富士ヒルの試走に行く予定だったんだけど、天気予報が直前まで雨だったので延期。
その日は大垂水往復プラスアルファで100kmぐらい走ってきた。

で、この週末。
今度も日曜を予定してたんだけど、またしても雨予報。
もうさすがに延期するわけにはいかないってことで、土曜に一人で行くことに。(なんやっちスマン)

トップチューブに参考タイム表も貼り付けて準備万端!

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自転車を輪行袋に入れて車に積み込み、5時20分出発!
さすがにこの時間だと車も混んでなくて快適。
7時過ぎには河口湖ICを降りて松屋で飯。
ローソンでドリンクとゼリーを購入。
8時過ぎ、富士北麓駐車場に到着。

もう富士ヒル試走に来てる人がいて、駐車場内をロードが走ってる。
なんかもう既に緊張…。
試走始まってもいないのにねw

オロオロしてても始まらないので自転車を降ろして組み立て。

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ついに富士山を登るんだなー。

準備してる間にも次から次へと車が入ってきて、ジャージ姿の人が自転車を組み立て、準備運動を始めていく。
そして一人、また一人とロードに乗って駐車場を出ていく。

自分も準備が整い、スバルラインへ!

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装備メモ:半袖ジャージ(インナー、ウィンブレなし)、いつものボトル(長くないやつ)にポカリ満タン、ウイダーinゼリー(エネルギー)、サドルはアリオネ(サトちゃんから借りたやつ)、サイクルキャップなし
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1kmちょい走ってスバルライン料金所に到着。

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料金所で通行料200円を支払い、計測開始!
同じ目的の人たちが周りにもいっぱいいて、既にレースのようw

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登ってる時のことは、、なんかあんまり覚えてないなーw
とにかくタイム表と、タイムと、登ってきた距離をずーっと突き合わせ続けてた。

10kmまでは順調で、1分ぐらい貯金があった気がする。
15km手前で右脚ふくらはぎが攣りそうになって、サドルの座る位置変えたり、休むダンシングに切り替えたり、惰性で進んでる時にストレッチしたりしてなんとかごまかしながら走ったんだけど、ここでかなりタイムロスした。
15km地点で目標プラス30秒ぐらいだったかな。
1分30秒ロスった。

しばらく攣りそうな状態が続いたけど、途中からまた大丈夫になって、ペダル回せるようになった。
ピキッってきた時、正直ここでDNFだって思って絶望したけど、その後も走れて良かった。
でもなんであの状態から復活できたのかはわからない。
本番で同じことが起きたら、また同じようにすれば大丈夫なのか?
こわいな。。

20km地点でも30秒遅れをキープ。
目標を1時間28分に設定してたから、このままいけばギリギリ90分は切れそう!
自分に負けないように、無心で回す。
ラスト手前の平坦区間はそれなりに上げてタイムを稼ぐ。
30km/hぐらいまでは出せたと思う。
ここでもうかなり脚にきてて、最後の登りで失速。。
それでもキツいなりにもがいてゴール!



タイムは、、



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ギリギリ90分切れた!!!
(後で見たらストラバだともう50秒ぐらい速かった)

本番も同じように走れるだろうか…。
でも一度このタイムで走れてるってのは自信になる。
本番も絶対90分切る!



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富士山ちけー!
ってかここがもう富士山かw

自転車乗りとアジア系の観光客でごった返してる富士山五合目でしばらく休憩してから下山。
天気良かったけどダウンヒルはさっみー!
大会当日は必ずウィンブレ持っていこう。

来るときは必死で余裕なかったけど、すげーとこ自転車で登ってきたんだなー。
すげー景色。
非日常。
下ハン握って初めての富士山を下りながら、自転車に出会えて良かったな、なんて考えてたら泣けてきた。



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俺、自転車で雲の上まで登ってきたんだ。



スバルライン料金所まで下ってきて振り返ると、さっきまで近くにあった富士山が少し遠くなってた。



Strava計測データ(富士ヒル区間)
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タイム:1:28 :35
距離:23.4km
平均速度:15.9km/h
獲得高度:1200m


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