6/14(日) 雨/曇り

レース本番、第13ウェーブ(実際はスタート場所までの移動で遅れて14ウェーブ)からスタート。

雨が止んでしばらくったった8:20スタートだったので、寒くないし、路面も少し回復していてコンディションは良好。
スタートライン、この大会への思い入れが強かっただけに、さすがに緊張する。

スタート後しばらくはゆっくり走る。
料金所手前の計測開始地点から自分のサイコンでも計測開始。
90分切りを目標にしているので、周りと同じペースで行くわけにはいかず、集団の右側をせっせと上がっていく。

試走と同じぐらいのペースだったんだけど、ちょっとキツいなって思いながら走ってた。
試走の時はただまっすぐ無駄なく走ってたけど、本番では周りに人が沢山いて、それが悪い方に作用したんだと思う。
集団で同じペースで走れればよかったんだけど、そうじゃないから追い抜くのにスピード上げて外側を周ったり、追い抜けなくて減速したり、そういうちょっとずつの負荷が溜まっていったのかなー。

10km地点で明らかな違和感。
右脚ふくらはぎが攣って、かばいながら走ってたら左脚も攣って、、更にすね側も攣る寸前みたいな感じで、もうそれまでのペースで走るのが無理だと思ったから、一緒に走ってたなんやっちにそのことを伝えて、先に行ってもらった。

なんやっち「信じて上で待ってますよ!」

いや、無理だよ…。
くそー、なんでこんなところで、、って、マジで心折れかけた。
ずっとこの日のためにやってきたのに、もう終わりだって思った。

俺、自転車始めた頃、坂はいつもダンシングで登ってたんだけど、長い距離登るのにそれじゃダメだろって思って、大会出るの決めてからずっとシッティングで登るようにしてきたんだよね。
けど脚的にもうこのままシッティングで登り続けられなそうだから、最後の望みでダンシングに切り替え。

ペダルを踏み込む、ふくらはぎを伸ばす、反対を踏み込む、ふくらはぎを伸ばす、って繰り返しながらシッティングでは使ってなかった筋肉を使ってみると、思ったより回せる!

そんな感じで試行錯誤してるうちに、1分黒字だったタイムから2分失って、1分赤字に。。
でもダンシングでまだ登れるって希望が持てたから、もう後はがむしゃらに登る!

こうなったらペース配分なんてどうでもいいし、途中で限界が来て登れなくなったらそれまで。
俺にとってこの大会は90分切るか、それ以外かの2つしかない。

そこから先はぜんぜん覚えてない。
とにかく必死に1秒でもタイムを縮めることだけを考えてた。
休むダンシング、攻めるダンシング、たまにシッティングして、またダンシング。。
ストレッチしながら、でも上げるところでは無理してでも上げて走った。

最後の平坦区間も平均28km/h、最高30km/hぐらいまで出せた。
もともと平坦遅いことを考えると、あの脚の状態でここまで出せたのは奇跡だな…。

この時点で自己計測で90分切れるかギリギリなタイム。
身体は既に限界きてたから、あとは心折れずに走れるかどうかって感じだった。
何年かぶりにスポーツで吐きそうになった。

走ってる時にずっと頭にあったのは、なんやっちが残していったあの言葉。
一緒に90分切りを目標にがんばってきたから、五合目で再開した時に達成したよって言いたい!
俺がギリギリってことは、あいつは余裕なはず。(それも悔しいが…。)

最後の登り、カメラスタッフのお姉さん?(だったと思うけど)が俺の着てるジャージを呼んで、がんばれーって叫んでくれた。
それが聞こえて、最後の最後、がんばれた。
声援が背中を押すってのを実感したよ。
見知らぬお姉さん、ありがとう。

登りきって、満身創痍でゴール。
自己計測ではギリギリ90分を切れてた。

本当に辛かった。
終わった安心感と、90分切れた嬉しさと、なんだかよくわからないけど達成感とかいろいろで感極まってしまって、涙が出た。
諦めないで走って良かった。

ゴール後自転車を降りて荷物受け取り場所まで歩くんだけど、脚ガクガクだし呼吸苦しすぎるし、マジでぶっ倒れそうだった。。

荷物受け取り所でなんやっちと合流。
ギリギリ90分切れたっぽいことを伝えると、自分のことのように喜んでくれた。

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下山してうどん食って、しばしまったりして、13時頃には会場を後にしたかな。
駐車場に戻って自転車バラして、14時には出たと思う。
帰りは渋滞にはまりながらゆっくり帰ってきた。

自転車家に置いて、夜再集合。
その頃には正式なリザルトが出てて、ブロンズ確定!
気持よく乾杯!
2015富士ヒルおつかれさまー!

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しかし、今までのシッティング練習はなんだったんだろう…。
結局後半の10数キロ、ほとんどダンシングで登ったっていうね…。


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